川崎・多摩丘陵の里山を守る会とは

ターザンの木
        熊野森での活動(2018年)     

「山里」という言い方はあるが、「里山」という表現はないという人もいる中で、国連大学高等研究所の呼びかけで「日本における里山・里海のサブグローバル評価」も08年秋に始まり、今やSATOYAMAは国際社会に、人と自然が共生してきた日本の知恵としてアピールする言葉になっています。

人間が身近な自然を手なづけたという意味で、里山は私たちの暮らしに食料や燃料をもたらし、そればかりでなく生態系そのものの豊かさを認識させました。
つまり、生態系は水と土の豊かさによる燃料の供給だけでなく、地域の気候にも影響を与え、精神的な癒しとやすらぎの効果を人間に与え続ける。
この「生態系のサービス」の意義を考え、原点に立ち、私たちの生活に取り入れていくことが、一つの文化だと思います。

 

             ターザンの木2019年
             ターザンの木2019年

今、私たちは人の心、地球の環境、都市の防災の面から緑を守りたいと活動しています。
2000年8月にこの会は出発し、その設立総会に写真家今森光彦の「映像誌 里山」を上映しました。緑の孤島のような場所ですが、この川崎市高津区の熊野森周辺にも大切な自然は残されており、次の世代に受け継ぎたいものとして、守っていきたいものです。

この会は、地域に暮らすみんなの力で、かけがえのない緑地を保全するため、里山ボランティアとして活動を続ける団体です

プロフィール

  • 設立年:2000年8月27日
  • 活動場所:川崎市高津区の久本山・熊野森とその周辺
  • 会員数:31人(2020年10月末現在)
  • E-mail:info@k-satoyama.org
  • ホームページ:http://k-satoyama.org/
  • 交 通:JR武蔵溝ノ口駅より徒歩17分 田園都市線梶ヶ谷駅より徒歩13分